修理する車両とヘコミの位置
今回、ご紹介するのはバック中に自転車とあたってできたリアクォーターパネルのヘコミ修理事例です。リアクォーターパネルとは、リアタイヤの上周辺にあるボディパネルの名称で、リアフェンダーと呼ばれる部分もこのパネルに含まれています。
- 車両：トヨタ アルファード 40系
- ヘコミの位置：右リアクォーターパネル
- ヘコミの原因：自宅駐車場でバックしているときに、置いていた自転車とぶつかり、ボディと柱の間に自転車を挟み込む形になった
- ヘコミの個数、サイズ：4個以上、深いヘコミが2個、上角付近の歪み10ｃｍ、下角付近の歪み10ｃｍ
- 傷の有無：磨いても消えない小さいキズ、細い傷があるが目立たない
- 他店での見積状況：ディーラーでの板金塗装は20万円の見積
- お客様のご意向：買って間もない車なので板金塗装はしたくない。時間はかかってもいいので綺麗に直してほしい
修理前の状態
デントリペア用のライトで照明しています。
ヘコミは、４つあり、目印として黄色いテープが貼ってあります。深いヘコミが2個、上角付近の歪みは長さ10ｃｍ、下角付近の歪みは長さ10ｃｍです。
上の写真に似ていますが、下の方のヘコミがわかるように撮影したものです。
動画です。
修理方法について
お客様のご意向として、「板金塗装はしたくない」とのことでしたので、ヘコミを裏側から専用ツールで押して直す「プッシュ」という方法を主に使いました。テールランプ、コーナーパネル、バンパーなどを取り外して、裏から押すための穴を探した結果、ゴムキャップで塞がれていた大きな穴からかなりの範囲が、裏から押して直せることがわかりました。テールランプ部分の元からある穴からでは、裏から押せませんでした。
今回、上の方にあるヘコミは、裏から押せなかったため、「コールドグルー・プーリング」という方法で引っ張って直しました。
デントリペアのテクニックの説明は、こちら → https://dent-yokoi.com/about-paintless-dentrepair/#technique
どうしても、裏から押せない場合や、非常に大きいヘコミ、プッシュでは困難と判断した形状のヘコミには、「グルー・プーリング」という方法を使用するのですが、この方法は塗装が剥げるリスクがありますので、今回は、「コールドグルー・プーリング」というリスクの低い方法を使用させていただきました。
修理後の状態
次の写真は、ヘコミ修理完了後です。４つのヘコミをすべて直しましたが、上の方のヘコミと下の方のヘコミについては、写真を取り忘れましたので動画を参照ください。
次はヘコミ修理後の状態をご確認いただける動画です。ライトに取り付けた黒い線が写っていますが、この黒い線はヘコミがある部分で、太くなったりしますが、ヘコミがなおっているので、黒い線の幅が安定しています。
今回の修理について
ヘコミは4箇所あったのですが、基本的には、裏から押す「プッシュ」を使用し、直せない位置のヘコミだけ「コールドグルー・プーリング」を使用して直しました。
修理結果をご覧になったお客様からは、「スゲーッ」という声が漏れました。もちろん、施工結果にはご満足いただくことができました。
デントリペアは、板金塗装と異なる施工方法なのでパテ、塗料を使用しない修理方法なので、新車のオリジナルの塗装をそのまま生かしますので、経年変化等の心配はございません。
今回のお客様は、「買って間もない車なので板金塗装は避けたい」とのご意向でしたので、お車の価値が下がらず、かつ価格的にも鈑金塗装を下回る「ペイントレス・デントリペア」をお選びくださいました。大変ありがとうございました。
ペイントレス・デントリペアの場合、「その日のうちに作業が完了」（通常３０分～２時間で完了。今回は、2日間お時間をいただきました）、「小さなへこみなら鈑金塗装の金額を大幅に下回る金額」、「経年劣化の心配がない」ことから大変お奨めです。 また、直せなかった場合は、代金はいただきません。
傷がない凹みの修理なら、小さなへこみはもちろん、大きなヘコミもご相談ください。ペイントレス・デントリペアでの修理をご検討いただき、デントリペアがだめなら「鈑金塗装」あるいは、「程度の良い中古部品への交換」という順番でご検討されるのがおすすめです。
ご相談、ご予約はお電話、または「お問い合わせフォーム」でどうぞ
社名：デントリペア・ヨコイ
店舗：〒619-0204 京都府木津川市山城町上狛東下１６－７
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TEL：080-4559-0147
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