修理する車両とヘコミの位置
今回のお客様は、鈑金屋さんで「デントリペア」という修理方法があることを教えてもらって、ご来店されたお客様です。
お車は、トヨタ アルファード(40系)です。車体の色は、パールホワイト系。モデリスタのエアロパーツが取り付けられた「ドレスアップカー」です。
ヘコミは運転席側のスライドドアにあります。ヘコミの原因は不明ですが、離れた場所から見てもヘコミがはっきりわかる状態です。
修理前の状態
ヘコミを近くから撮影した写真です。デントリペアの専用ライトを使用しているのでヘコミがよりわかりやすくなっています。深い斜めの筋状のヘコミです。ライトに取り付けた黒い線が映り込んでいますが、真っ直ぐではなく少し段差がついたようになっている部分があります。実は深いヘコミの下端から、下の方まで、長さ20cm以上の細くて薄いヘコミが伸びています。
ビッグデントと言うほど大きくないと言われる方もおられると思いますが、ビッグデントというキーワードでも検索できるようにしております。※2010年頃は10cmを超えるとビッグデントと呼ばれていました。
次は、修理前の状態の動画です。深い部分と、細くて薄い部分を合わせると40cm近い長さのヘコミであることがおわかりいただけると思います。
修理方法について
ヘコミの形状的には、裏から押せるほうがありがたいのですが、ドアハンドルの裏側にあるドア開閉関連のメカが邪魔であることと、前方の方は、裏から押すためのツールを差し込むスペースが狭いという問題があることから、「プーリング」による修理をご提案し、了解いただいたので、「プーリング」をメインに使用し、一部「プッシュ」を併用する方法で修理いたしました。
・プーリングについては、こちら → https://dent-yokoi.com/pulling/
・プッシュについては、こちら → https://dent-yokoi.com/tokusuruhouhou/#push
今回使用したタブは下記のようなものです。細長いもの、カーブしているもの、力強く引っ張れるもの、直径5mmの小さなものなどなど、色々使用しました。
どのような手順でなおすかは、ヘコミの位置や大きさ、形状によって変わってきます。ご興味のある方は、お見積りの際に、お尋ねください。
修理後の状態
次は2枚の写真は、修理後の写真です。
修理後の状態確認用動画です。ヘコミがなおっていることがおわかりいただけると思います。
今回の修理について
今回のお客様は、当初、板金塗装を考えておられましたが、鈑金屋さんで「ペイントレス・デントリペア」による修理をすすめられて、ネットで検索して当店にお越しくださいました。
鈑金屋さんが、デントリペアをすすめてくださったのは、以下の2点からのようです。
・MODELLISTA エアロパーツ「サイドスカート」を外してドアを塗装するが、再取り付けで隙間が生じる可能性がある
・傷がないからデントリペアで可能
デントリペアをおすすめいただき、ありがとうございます。
デントリペアには、他にもメリットがあります。
・料金も板金塗装の半分程度、小さなヘコミほどお得に修理できる
・オリジナルの塗装のままなので経年変化の心配がない
・早ければ30分(小さいもの)、ほとんどのものは1日でなおる
※デントリペアは、下地や金属が見えるような傷の修理はできません。薄い傷であれば磨いて消すことができます。状態によって、板金塗装をおすすめすることもあります。
※なおせない場合もあります。作業してもなおせなかった場合は、代金をいただいておりません。
当店にご相談いただきましたら、デントリペアと板金塗装それぞれのメリットをご説明し、お客様にとって最良と思われる方法をご提案させていただきます。
ペイントレス・デントリペアでの修理をご検討いただき、デントリペアがだめなら鈑金塗装という順番で修理されるのがおすすめです。
社名:デントリペア・ヨコイ
店舗:〒619-0204 京都府木津川市山城町上狛東下16-7
※不在の場合がありますのでご来店の場合は事前にご連絡をお願いいたします。
TEL:080-4559-0147
お問い合わせURL:https://dent-yokoi.com/contact/