ルノー TWINGO(トゥインゴ)は、リアエンジンの車で、今の国産車には同様の車がありません。デザインも洒落ていますよね。その、TWINGOにできたヘコミを修理しましたのでご紹介します。

修理する車両とヘコミの位置

車は、ルノー TWIGOです。色はマンゴーと呼ばれる鮮やかなオレンジ色です。購入して2年程度しか経っていないクルマです。

ルノーTWINGO

ヘコミは、左のフロントドアの中央から前寄りで下の方。ドアのプロテクターパネル(メッキモールがついているプラスチック製のカバー)のすぐ上にあります。

TWINGOの左前ドア

修理前の状態

近づいてヘコミを撮影したのが下の写真です。ピンクのテープと黄色い矢印状に貼ったテープの間にあります。

ドアのヘコミ ライトなし

デントリペア専用ライトを使った写真です。照明の効果で陰影がはっきりして、ヘコミの状態がわかりやすくなっています。しっかり深めのヘコミです。プレスラインより上方向にヘコミが伸びています。縦長の10cmを超えるヘコミです。実は、プレスラインの下側は膨らんでいます。

ヘコミ ライトあり

修理方法について

「プーリング」の使用もご提案しましたが、今回のお客様は「鈑金塗装せずに直したい」というご希望のお客様でしたので、修理方法に「プーリング」は使用せず、ヘコミの裏側から専用ツールで押してなおす「プッシュ」のみを使用することになりました。

プレスラインの下付近は膨らんでいるので、ドアのプロテクターパネルは取り外して、膨らんでいる箇所は、デントドリーやポンチで叩いてもとの形に戻します。

ドアの内張り(内装パーツ、トリム)を外し、サービスホール(窓関係の部品を交換、取付するための開口部)を開けて、テコを確保し、そこから専用ツールで押してヘコミを修理しました。
誤解されている方も多いのですが、ペイントレス・デントリペアでは、裏から叩くことは、まずありません。裏から、専用ツールで何度も押して、少しづつ、もとの形に戻していきます。

デントリペアのテクニックの説明は、こちら → https://dent-yokoi.com/about-paintless-dentrepair/#technique

修理後の状態

次の写真は、ヘコミ修理完了後です。ピンク色のテープの下側とプレスラインの間が凹んでいました。※まだ、ドアのプロテクターパネルは取り付けていません。

ヘコミ修理後1

デントリペア専用ライトにとりつけた黒い線がヘコミのあった部分に写るように角度を変えた写真です。線がまっすぐなのでヘコミがなおっていることがおわかりいただけると思います。
※ドアのプロテクターパネルを取り付けました。
※黒い線が全体的にガタガタしているように見えるのは、もともと塗装の表面がみかんの皮の表面のように「ゆず肌」になっているからです。

ヘコミ修理後2

動画です。ヘコミがなおっているので、写り込んだ黒い線も幅が安定しています。

今回の修理について

今回の修理は、大変時間がかかるものでしたが、お客様に、大変喜んでいただくことができました。
デントリペアは、板金塗装と異なる施工方法なのでパテ、塗料を使用しない修理方法なので、新車のオリジナルの塗装をそのまま生かしますので、経年変化等の心配はございません。
今回のお客様は、お車の価値が下がらず、かつ価格的にも鈑金塗装を下回る「ペイントレス・デントリペア」をお選びくださいました。大変ありがとうございました。

傷のない小さなヘコミなら・・・、ペイントレス・デントリペアの場合、「その日のうちに作業が完了」(通常30分~2時間で完了)しますし、「鈑金塗装の金額を大幅に下回る金額」「経年劣化の心配がない」ことから大変お奨めです。 また、直せなかった場合は、代金はいただきません。
傷がない凹みの修理なら、小さなへこみはもちろん、大きなヘコミもご相談ください。ペイントレス・デントリペアでの修理をご検討いただき、デントリペアがだめなら「鈑金塗装」あるいは、「程度の良い中古部品への交換」という順番でご検討されるのがおすすめです。


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