ルノー トゥインゴのヘコミ 修理の事例をご紹介します。
車のボディ色はホワイト系です。お客様は京都市の北の方からお越しくださいました。
トゥインゴの大きな特徴は、リア部分にエンジンを搭載していることです。リアハッチを開けて、荷物室の床蓋をあけるとエンジンルームがあります。
今回、ご紹介するヘコミは、そのエンジンルームに近いリアクォーターパネルのヘコミ修理です。リアフェンダーと言ったほうがいいかもしれません。
ヘコミの原因は、ガードレールとの接触とのことです。ただ、そのガードレールにはカバーがされており、幸いパネルには軽い擦り傷だけでした。
お客様からは「出来る範囲でなるべく元の形状に戻せればと思っています。」とのことでしたので、お受けいたしましたが、ヘコミの範囲は広く、フェンダー部分に折れが発生し極端な凹凸部分もあるなど、修理が困難な箇所があり、今回の修理事例は不完全な出来の部分もあります。どのようなケースがきれいに修理できないかの例としても御覧いただければと思います。
左側のリアクォーターパネルには、エンジンに新鮮な空気を供給するためのエアスクープ（空気導入口）があります。エアスクープに向かって左下（車体前方より）と右下付近（後方より）にヘコミがあり、さらにタイヤに近いフェンダー部分は折れて、前後にかけて長さ４０ｃｍの凸状態ができています。
前方のヘコミ。プレスラインも凹んでいます。タイヤハウスのアーチ部分から3～4ｃｍ上方の部分がタイヤハウスに沿って40cmの範囲で折れて凸になっています。
上の写真だと折れているということがわかりやすいと思います。さらに、裏側の構造の影響で凸状態もガタガタになっている部分があります。お客様にはお見積り時にお伝えしましたが、この状態だと裏側にある鉄板の形状が変化しているので、元通りの形には戻せません。でも、できる限り頑張って元の形状を目指します。
次の写真は、後方のヘコミ付近です。
後方のヘコミだけでなく、エアスクープの下付近には、前後に長いヘコミと、同じく前後に長い凸ができていました。真っ直ぐに映るべき黒い線がところどころ曲がっています。
これはエアスクープ周辺を補強する鉄板が裏側に入っていることが影響してできたものです。
確認しやすい動画も掲載しておきます。
今回のヘコミ修理は、「プッシュ」という裏から押す方法だけでは、押せない場所が広範囲にありますので、表面から引っ張る「プーリング」を併用いたしました。
後方付近のヘコミは、テールランプを取り外し、そこにある穴から専用ツールを挿し込み、裏側から押して「プッシュ」でなおし、前方については、「プーリング」を使用してなおしました。
凸になっている部分は、時間を費やして、ポンチとハンマーで叩いて形状を整えました。
次の２枚の写真は、ヘコミ修理後です。
上の写真は、前方よりにあったヘコミの修理後です。
同じく、上の写真は後方のヘコミ修理後です。
修理後の状態をご確認いただきやすいように「確認用動画」も掲載させていただきます。
前後にあったヘコミ部分がなおっていることがおわかりいただけると思いますが、凸になっていた部分には、裏側に構造物があるため、元通りというわけにはいかず「可能なかぎり」手を尽くしてなおしましたが不完全です。
しかしながら、今回の修理結果については、お客様から「こんなになおるの！」と、喜んでいただくことができました。
今回は、着手前から完全な状態に戻すことは難しいことがわかっていたヘコミですが、デントリペアでなおるかな？と迷っておられる場合や、他店で無理と言われた場合も、当店に相談してみてください。板金塗装とデントリペアを比較しての双方のメリット、デメリット、金額差などをご説明させていただき、お客様がベストな方法を判断するお手伝いをさせていただきます。
ペイントレス・デントリペアの場合、「その日のうちに作業が完了」しますし、「鈑金塗装の金額を大幅に下回る金額」、「経年劣化の心配がない」ことから、傷がないヘコミの修理には大変お奨めです。
小さなヘコミでも、大きなヘコミもご相談ください。ペイントレス・デントリペアでの修理をご検討いただき、デントリペアがだめなら鈑金塗装という順番で修理検討されるのがおすすめです。
| 社名 | デントリペア・ヨコイ |
| 店舗所在地 | 〒619-0204 京都府木津川市山城町上狛東下16-7 ※不在の場合がありますのでご来店の場合は事前にご連絡をお願いいたします。 |
| TEL | 080-4559-0147 |
| URL | https://dent-yokoi.com |
| お問い合わせ | https://dent-yokoi.com/contact/ |
| 施工実績 | https://dent-yokoi.com/repair-record/ |
