塗らない特殊技術「デントリペア」は劣化の心配なし。早い、綺麗、お得な修理方法
ドアパンチなどで車にできた”へこみ”を30分~2時間でなおせるデントリペアは鈑金塗装とは異なる特殊なヘコミ修理方法です。お客様からは「こんな修理方法があるとは知らなかった」と、よく言われます。「デントリペア」の正式名称は”ペイントレス・デントリペア”です。

1.はやい! 塗料やパテを使わないから短時間で施工完了。小さなヘコミほど早い(最短30分~)
2.きれい! オリジナルの塗装のままだから、修復した周辺に違和感がありません
3.お得! 小さなヘコミほど板金塗装より安い。経年変化がなく、修復歴も付きません
ペイントレス・デントリペアの代表的な修理方法は次の2種類です。
・ヘコミを裏側から専用ツールで押して元の形になおす「プッシュ(Pushing)」
・表面から専用ツールでヘコミを引っ張り出す「プーリング(Pooling)」
まだ、あまり知られていない方法ですので、詳しくご説明いたします。
デントリペアの基本修理方法「プッシュ」とは
次の動画は、車のリアフェンダー(後ろのタイヤがある部分の上付近)にできた凹みを修理している様子です。「鉄の棒のような専用ツール」で少しずつ、ヘコミの裏側から何度も押して元の形に戻しています。これが「プッシュ」と呼ばれる方法です。
次の写真は、裏側から押す方法で凹み修理をするための道具です。ご覧の通り「ただの鉄の棒」ですが、凹みの場所にあわせられるように様々な形状のものがあります。

裏側から丁寧にヘコミを押して元の形に戻すデントリペアのプッシュ技法は、塗料やパテを使わないため傷はなおせませんが、「はやい」、「きれい」、「お得」でお客様のご期待に応えることができると思います。
裏から押せない場所のヘコミもなおせるプーリング
裏側から押す方法以外にも、次の写真のようにタブと呼ばれるものを接着して表側から引っ張って凹みをなおす方法があります。デントリペア業界では「プーリング」と呼ばれる方法です。裏側に鉄板があって、裏から押せない場合などに使用します。

ヘコミを表側から引っ張ったり、凸になった部分を叩くことで、元の形に戻すデントリペアの「プーリング」技法は、すべてのデントリペア専門店がやっているわけではありません。また、プーリングをやっていても技量のばらつきが大きいようです。
また、プーリングには、「傷がある場合にはできない」、「作業には塗装が剥げるリスクが伴う」など制限やリスクがあります。しかし、裏から押せない場所のヘコミには「はやい」、「きれい」、「お得」の3メリットでお客様のご期待に応えることができます。
詳しくはこちらをご参照ください→ プーリングとは
技術者によって仕上げに差が出るデントリペア
「裏側からヘコミを押す」または、「表側からヘコミを引っ張る」…。そんな方法で本当になおるの?と思われる方も多いと思いますが、きちんと修復技術を学んだ技術者だからヘコミが綺麗になおせるのです。当店での施工後、お客様からは…
・「こんなに綺麗になおるとは思わなかった。」
・「蛍光灯がまっすぐに、映り込むようになった。」
・「鈑金塗装よりも綺麗!」
などの声をいただいております。
また、他店(デントリペア屋さん)から修理を断られたお客様からも…
・「この位置の凹みは無理と言われたが、ちゃんとなおるんですね」※1
・「『ルーフサイドピラーの凹みをプーリングでなおすと歪が残る』と言われたけど、こんなに綺麗になおるとは…」
・「鈑金塗装の1/3の費用で済んでコーティング代も浮いた」
など、お喜びの声をいただいております。価格については、ディーラー様の見積で40万円以上だった凹みを5万円以下で修理させていただいたケースもあります。
【補足説明】
※1 逆に当店でなおせなかったヘコミが他店でなおせた事例もあります。
※2 デントリペアは、万能ではありません。なおせなかった場合は、代金はいただきませんのでご安心ください。
※3 パテも塗料も使わない方法なので、傷をなおすことができません。
「はやい」、「きれい」、「お得」の3メリットでお客様のご期待にお応えする「デントリペア」に、ご興味を持たれた方、ご質問のあるお客様は、是非、デントリペア・ヨコイにご連絡ください。
“車のヘコミ修理”こんな経験や不安はありませんか?
「板金塗装」(鈑金塗装とも書くこともあります)という言葉は、耳にしたことがあると思います。車の傷やヘコミを修理する方法として広く知られています。
一方で、板金塗装をされたお客様や、検討されているお客様から次のようなお話をお聞きすることがあります。
- 板金塗装したら、塗装した部分だけ周りと微妙に違っていた
- 板金塗装で経年変化があると聞いたことがある
- 以前、板金塗装してもらった部分が経年変化で色が変わってきた
- 他の人から「この部分は板金塗装しているね」と指摘された
- 小さなヘコミなのに見積もりで数万円と言われ修理を断念した
- 輸入車(外車)なので、想像以上に板金塗装の費用が高かった
- アルミ製のパネル(ボンネット等)なのでパーツ交換になった。費用も高い
「ペイントレス・デントリペア」なら、お役様の不満や不安を解消できるかもしれません。一方、板金塗装は、傷をなおすためにはベストな方法です。大きなヘコミの場合には、中古パーツ交換の方がメリットがある場合もあります。
デントリペア・ヨコイでは、お客様のお車の傷やヘコミの状態を確認させていただき、板金塗装や中古パーツへの交換、デントリペアの価格やメリット/デメリットをご説明した上で、お客様の希望にあうベストな方法をご提案させていただいております。
板金塗装とデントリペアを比較してどちらがお得?
「デントリペア」の正式な名称は、「ペイントレス・デントリペア」ですが、これは、板金塗装と異なる「特殊なヘコミ修理技術」です。では、板金塗装とデントリペアの違いはどのようなものでしょうか?
いろいろな違いがありますが、表にまとめると次のようになります。
項目 | 板金塗装 | ペイントレス・デントリペア |
---|---|---|
直し方(修理技法) | 裏から叩くか、 表面にスタッドを溶接して ヘコミをある程度なおしたあと、 パテと塗料を使ってなおす | 裏から専用ツールで押すか、 表面から引っ張ってヘコミをなおす パテや塗料は使わない |
料金 | 4万円以上 | 12000円~ |
色の違いによる割増 | ✕ ある | ◎ ない |
修理時間 | 3日程度※ | 最短30分~ |
キズへの対応 | すべて対応可能 | 不可 薄いキズや汚れは磨いて消す |
大きなヘコミへの対応 | 可能 ただし変形の場所や程度に よってはパーツ交換する | 可能 ただし、板金塗装より 料金が高くなる場合がある。 |
プレスライン への対応 | 可能 | 可能 |
アルミパネル への対応 | 可能 | 可能 |
対応範囲 | すべて対応可能 | 対応できない場合あり |
買取査定への影響 | ある場合が多い | ない |
経年劣化 | ある | ない (オリジナル塗装のまま) |
その他 | 修理範囲内に複数のヘコミが あっても料金への影響は少ない | 料金はヘコミひとつずつに必要 |
おすすめのケース | はっきりしたキズがある場合 | キズのないヘコミ、 直径20cm以下のヘコミ、高級車、輸入車 経年変化が心配な場合、特殊な色の車 |
<まとめ>
どちらがおすすめかは、車のオーナーが重視している内容にもよりますが、まとめると下記のようになります。
・特に、金属部分が見えているようなキズをなおしたい場合は、「板金塗装」がおすすめ
・キズのない、小さなヘコミなら「デントリペア」がかなりお得
・経年劣化や売却時の査定への影響が心配な方は、料金が板金塗装より高くても「デントリペア」がおすすめ
・パネルの交換が必要と言われた場合でも、目立つ傷がない場合は「デントリペア」専門店に相談
・板金塗装の技術の差が出やすく費用も高い”屋根”や”ボンネット”の「飛び石キズ+ヘコミ」ならヘコミだけ「デントリペア」でなおしてキズをタッチペンで保護する方法もあります。
判断できない場合は、両方の見積もりをとって、よく話を聞いていただき比較して判断してください。なお、当店はデントリペアでの修理結果に、ご満足いただけなかった場合、料金をいただいておりません。迷った場合は、デントリペアでの修理を先にご検討ください。
デントリペアの価格表
デントリペアの料金は、ヘコミの大きさ、難易度、修理方法で変わります。また、ヘコミひとつずつに対してかかります。小さなヘコミほど、鈑金塗装よりお得になおせます。
凹みの大きさ | 基本価格(税込) | 縦の線状の凹み の価格(税込) | プーリング技術 使用時の価格(税込) |
---|---|---|---|
~20mm | 13,200円 | 15,180円 | 17,160円 |
20~30mm | 17,600円 | 20,240円 | 22,880円 |
30~50mm | 19,800円 | 22,770円 | 25,740円 |
50~80mm | 22,000円 | 25,300円 | 28,600円 |
80~100mm | 27,500円 | 31,625円 | 35,750円 |
100~120mm | 28,600円 | 32,890円 | 37,180円 |
120~150mm | 30,800円 | 35,420円 | 40,040円 |
150~180mm | 31,900円 | 36,685円 | 41,470円 |
180~210mm | 35,200円 | 40,480円 | 45,760円 |
210~250mm | 38,500円 | 44,275円 | 50,050円 |
250mm~ | 250mmを超える凹みは 別途お見積り させて頂きます | 同左 | 同左 |
以下の状態が当てはまる場合は、上記の基本価格に対し、下記項目ごとに30%上乗せの価格となります。
□ 横の線状の凹み
□ プレスライン上の凹み
□ 鋭い凹み
□ 深い凹み
□ 内部構造の複雑な位置にある凹み
□ アルミニウム・新型鋼板
□ プーリング作業
□ 他社デントリペア跡の修正
内装の脱着
□ スタンダードインテリアの脱着 + 3,300円(税込)~
□ ルーフライニングの脱着 + 16,500円(税込)~
タイヤ、その他の脱着
□ タイヤとライニングの脱着 + 2,200円(税込)~
□ テールランプの脱着 +1,100円(税込)~
割引制度:複数のヘコミを同時に施工希望される場合、ヘコミの場所、状態により割引させて頂いております。

板金塗装とデントリペアの違いはどこからくる?
板金塗装とデントリペアの違いはその修理技法から来ます。違いを大まかな手順でご説明します。
※あくまでも大まかな手順なので省略している部分があります
<板金塗装の手順>
- 裏からヘコミを叩き出す(または塗装を剥がして、溶接か半田を使い表面から引っ張り出す)
- ペーパーで表面を少しザラザラにする
- パテを塗ってヘコミを埋める
- 乾燥したらペーパーで表面を整える
- サフェーサーを塗る
- 塗装を1~2回行いクリア ー(塗装の上の透明な層。ない車もあります)を吹きかける
- 乾燥させてから、仕上げ磨きをして完成
途中、なんども乾燥と磨きの作業が必要であり最低でも3日程度かかります(期間を短縮した簡易板金/クイック板金と呼ばれるものもあります)。 費用も4万円以上※、色や塗装表面の状態を完全に同じにするためには、高度な技術が必要なのですが、売却の際、板金塗装していることがわかって査定額が落ちてしまうことがほとんどです。
※簡易鈑金、部分補修の場合や、バンパーの補修に関しては、費用はもっと安い場合があります。
<デントリペアの手順(プッシュ)>
一方デントリペアの修理は至ってシンプルです。最もご依頼の多い、ドアの代表的な修理手順は、
- 窓を全開にして専用の工具を入れる為の隙間を作ります
- 専用の工具をそこから挿入
- ボディの内側からヘコミをすこしずつ押し戻していく
- 周辺の景色や蛍光灯が、きれいに、まっすぐ映ることを確認して修理完了!
ただし、裏側から押すために内張り(内装パネル)を取り外す場合もあります。
以上が、デントリペアの代表的な「プッシュ」と呼ばれる修理方法です。
あくまでもイメージですが次の図のような感じです。

<デントリペアの手順(プーリング)>
裏側から押せない場合や、内張りを分解する費用や手間を省きたい場合に、「プーリング」と呼ばれる方法を使います。
- ヘコミの部分の汚れを取り、軽く磨く
- 大きさ、形状にあわせたタブを選択
- タブに専用接着剤(ホットメルトグルー)を塗る
- ヘコミ部分にタブを接着する
- タブをスライディングハンマーまたはリフターで引っ張る
- 出過ぎた部分はポンチとハンマーを使って形を整える
- まだ凹んでいたら、再度2.から作業する
- 周辺の景色や蛍光灯が、きれいにまっすぐ映ることを確認して修理完了!
以上が、デントリペアで「プーリング」と呼ばれる修理方法ですが、きれいになおすためには高度な技術が必要です。プーリングについて、こちらで、詳しくご紹介しています。
アルミ製ボンネット、アルミ製ドアなどにも対応できるデントリペア
近年、軽量化を主な目的として各パネルのアルミ化が進んでいます。具体的には
・ボンネット
・ドア
・屋根(特にオープンカーのリトラクタブル ハードトップ、スポーツカーで採用)
・フロントフェンダー
・トランクフード
などです。
こうした部分の「小さなヘコミ」はもちろん「大きめのヘコミ」にも対応する技術がデントリペアにはあります。
もちろん、板金塗装もアルミパネルに対応できます。しかし、ディーラー様での見積もり結果が数十万円という場合でも、ペイントレス・デントリペアなら、5万円以下で修理できたケースが多々あります。
当店のアルミパネル修理実績の一部は、こちらから確認いただけます。
デントリペアについてよくあるご質問
Q. デントリペアで本当にきれいになおりますか?
小さなヘコミほど、きれいに元通りに直せます。
もちろん大きなヘコミも綺麗に修理できます。是非、当店の修理事例をご確認ください。
Q. ヘコミを直す工具などを使って、自分で直したいのですが・・・。
オススメはできません。ご自身で試みた結果、元のヘコミの状態を悪化させてしまったお客様からの修理依頼もあります。悪化してしまった状態のヘコミは、通常の作業より時間も料金も上回ってしまいます。 腕のいい技術者に最初から任せていただいた方がいいと思います。
ご参考にしていただきたい記事:→ ヘコミを自分で修理しないでください
Q. デントリペアで修理後、仕上がりが変化することはありますか?
経年変化による色あせの心配はありません。また、板金塗装の場合、パテ痩せすることがありますが、デントリペアの場合、その懸念はありません。
板金塗装をしたパネルには、すぐにコーティングできない場合があります(数日~4週間程度の時間をあける)。一方、デントリペアは、施工後すぐにコーティングしても問題はありません。
※最近、デントリペアで直した部分があとで凹むことがあると言っている同業者がいますが、それは、修理が不完全で、あとからお客様が残っている凹みに気づかれたケースだと思われます。また、パネルにショックをあたえると、修復したはずの場所が凹んでしまうケースは、修復がきちんとされていなかったためと判断できます。経年変化とは別の「技量による問題」です。当店では、そのようなことがないように細心の注意を払って凹み修理に取り組んでおります。
Q. ガラス系コーティング(またはポリマー系コーティング)していますが大丈夫ですか?
事前にコーティングしてある車であることをお伝えください。
小さなヘコミであればコーティングを残したまま作業できる場合もありますが、凹みの箇所に小傷がついていたり、相手の塗装が固着している場合は、 コンパウンド等を使用することがあります。その場合、ヘコミ周辺に再コーティングが必要になる場合があります。
裏から押す方法が使えない場合、「プーリング」を使用しますので、お客様にご了解をいただいた上で、作業前に表面を磨きコーティング剤を除去させていただきます。
大きめのヘコミでは周辺部分が衝撃で凸状態になっている場合があります。そのような場合、凸部分を専用工具(専用ポンチや専用ハンマーなど)で少しづつ叩いて戻します。作業後は、コンパウンドで磨いて仕上げますので、再コーティングが必要になる場合があります
また、小さくても深めのヘコミの場合は、修復過程でヘコミ周辺が、凸状態になりますので専用工具(ポンチ、ハンマーなど)で適切な力で叩いて少しづつ形状を整えながら作業するので、作業後コンパウンドで磨くことがあり、再コーティングが必要になる場合があります。
いずれの場合も、当店所有のガラス系コーティング剤で(磨いた箇所だけ)再コーティングしてから納品させていただくこともできます。
Q. 塗装が剥げている場合はどうなりますか?
多くの場合、塗装が剥げていても、凹みだけを直すことができます。
「キズはタッチペンで直すから、凹みだけ直してほしい」とリクエストされるお客様も多くいらっしゃいます。特にボンネットへの“飛び石”による修理でご依頼いただくケースで多くあります。
まずは、お気軽にご相談ください。
Q. デントリペアの料金は?
デントリペアの料金は、ヘコミの大きさ、ヘコミのある場所や形状、深さ、修理方法などで変わってきます。具体的には、料金表でご確認ください。→ 料金表はこちらをクリック
料金表の価格は標準価格です。実際に実車を拝見させていただいてからの料金提示となります。ご了承ください。お見積もりは無料となっておりますので、まずはお気軽にお問合せください。
複数のヘコミを同時に施工希望される場合、ヘコミの場所、状態に応じて割引させていただきます。
Q. 業販価格の設定はありますか?
ございます。ディーラー様、中古車販売店様、車買取専門店様、整備工場様、鈑金塗装工場様など多数取引ございます。具体的な内容は、お電話でお問い合わせください。
その他、気になることは、”デントリペアについてよくあるご質問”のページをご確認いただくか直接ご連絡ください。