今回ご紹介するのは、ベンツのC200(W205)のドアのヘコミ修理です。
傷のないヘコミを裏側から押して綺麗になおすのが「ペイントレス・デントリペア」です。では、裏から押せない場合はどうするか?
裏から押せないヘコミをなおす手段として、ペイントレス・デントリペアには、グルー・プーリングという方法があります。今回は、このプーリングを使って修理した事例のご紹介です。
ヘコミの場所は右リアドアです。
昨今の上級クラスの車は、アルミ製パネルの採用が進んでおり、こちらのお車のドアもアルミ製です。と申しますか、C200の場合、ルーフとリアクォーターパネル(一体になっている)以外のパネルは全部アルミ製です。
次は、ヘコミの状態の写真です。横筋状のヘコミです。写真のライトの長さは46cmですので、長さは40cmくらいでしょうか。しかも鋭く深いヘコミです。ヘコミの原因は、自転車とおっしゃっていたと思います。お客様は、長さ10cmのうすいヘコミと電話で仰っていましたが、ちょっと違いましたね。
裏から押す方法でなおせるか確認しましたが、補強パーツが邪魔で裏から押すことはできません。したがって、今回の修理方法は、プーリングを使用します。※プーリングの詳細は、こちらを御覧ください
横長のタブ(樹脂製)に、ホットメルトグルー(熱で溶かす接着剤)を塗ってヘコミに貼り付けます。
これをリフターと呼ばれるツールか、スライディングハンマーで引っ張ります。
一回引っ張っただけで、ヘコミがなおるわけではありません。出過ぎた部分などはポンチとパドルハンマーを使って形を整えてから、ヘコミの大きさに合う新たなタブを接着し引っ張ります。
下の写真は、さらに細いタブをセットし、リフターで引っ張ろうとしているところです。ハンドルを握るとタブが引っ張り上げられます。
こうした作業を繰り返して、ヘコミを直していきますが、一見簡単そうに見えて、実はヘコミの形をポンチとパドルハンマーを使って、引っ張りやすい形状に整える作業が難しいのです。
また、Amazonで売っているグルー(接着剤)は、デントリペア用に開発されたものとは違うので、使用しているプロはいないと思います。今回のようなヘコミは、DIYによる修理に挑戦しないでください。買ったものが無駄になったり、悪化するだけでなく、塗装が剥がれるなど深刻な事態につながるおそれがありますので・・・。
次は、ヘコミ修理後の状態です。黄色いテープとテープの間に長さ40cmの鋭いヘコミがあったのを直しました。
今回の修理は、以下の3つのポイントが重なったので時間がかかりました。
・裏から押せない
・アルミ製のパネル
・横筋状の長くて鋭いヘコミ(40cm)
しかしながら、無事に修理でき、今回の修理結果もお客様にお喜びいただくことができました。ペイントレス・デントリペアによる修理がお役に立てて本当に良かったです。
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